よくあるご質問「税務調査について」

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Q1:脱サラ後、自分で個人事業の確定申告を続けてきました。先日、税務署から「10日後に
    税務調査にうかがいたい。」と言われたので、ワケも分からずに了承してしまいまし
    た。税務署を相手にするのは、なんか面倒に感じます。どうすれば良いでしょうか。
Answer:
 税務調査では税法の専門的な知識が必要です。今からでも税理士に相談することを強くお勧めします。
 「税理士に依頼したら、報酬料が負担だ。」「確定申告の内容が簡単なので税理士に依頼するまでもないだろう。」と、お考えかもしれません。しかし、税務署から税務調査の電話があった場合には、修正税額が発生するケースがほとんどです。税務職員がわざわざ貴方の事業所に来るのです。わずかな税金のために来る可能性は少ないでしょう。税理士に依頼すれば、税務署に対しては貴方の代理として税理士がすべて対応します。
Q2:この度、初めて税務調査を受けることになりました。同業者から「お土産を用意して
    おかないと、なかなか終わらない。」と聞きました。【お土産】とはなんでしょうか?
    本当に必要なものなのでしょうか?
Answer:
 【お土産】という隠語は、税務調査で何も問題が見つからないと税務署員はそのまま税務署に帰りづらく、その状況を見越して納税者があらかじめ、帳簿や会計処理にわざと小さな間違いをしておくことを言います。
 しかし、お土産の用意は必要ありません。税務署調査官は忙しく、問題を見つけるまで調査を延長するようなことはしません。「この会社はちゃんと申告納税している。」との印象を持てば、調査を短縮して帰る場合もよくあります。その信用でさらに、次回の税務調査までは、相当の期間が空くことになります。
 逆にお土産を用意している会社ならば、税務署では、「この会社は調査をすれば、何か必ず問題がでてくる。」と記録されるので、たびたび税務署が来ることになります。逆効果です。
 また貴方だけで対応した場合には、修正する必要もないものまで修正を求められる場合もあり、余計な税金の追加を負担することもあります。税理士にご依頼ください。
Q3:初めての税務調査が心配です。映画「マルサの女」を観たことがありますが、あんな
    強烈な調査官が押しかけてきて、会社や自宅が荒らされるのでしょうか。
Answer:
 映画「マルサの女」の影響で誤解が広がりましたが、そんな心配は不要です。この映画で描かれたのは、査察部による強制調査です。裁判所の捜査令状があるので、ドアチェーンをブッチ切ったり、書庫を勝手に調査することができます。
 貴方が受ける税務調査は税務署の任意調査です。こちらは納税者の同意の上で行うものです。税務署員が勝手に帳簿を見たり、金庫を開けたりすることはできません。また質問に関しても、貴方はすぐに、すべてに答える必要はありません。税理士に依頼しておけば、貴方に代わって税理士が、貴方に不利がないように返答します。
Q4:先日の税務調査では、法人の調査なのに個人の預金通帳を要求されたり、私的な質問を
    されたりしました。そして調査官が、私には納得のできない修正税額を主張していま
    す。それ以上に不愉快なのは、税務署調査官が横柄な態度でした。税務調査はこのよう
    なものなのでしょうか?
Answer:
 基本的には税務調査でプライベートな通帳を見せたり、私的な質問に答えたりする必要はありません。どうしてもという場合は、見せなければいけない理由を問いただしましょう。しかし、一般の納税者では税務職員の言われるままになってしまいがちなので、専門家である税理士に依頼されることをお勧めします。
 また税務署員の態度が悪い場合には、税理士に依頼しておれば、税理士がその税務署員本人に注意したり、あるいはその上司に対してしかるべき対応をします。

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